大分県別府市で企画開発を手掛け、CM(コンストラクションマネジメント)を担当した地熱バイナリー発電所(280kWの発電所が2件、合計560kW)が運転開始し、O&Mを開始しました。
源泉総数、湧出量が日本一の大分県別府市で、電磁探査や地質調査などを実施し、地熱バイナリー発電に適した土地を取得、温泉法や別府市温泉発電等の地域共生を図る条例などの手続きを経て、温泉掘削により噴気誘導に成功しました。
収支計画やスケジュールなど事業計画を策定し、発電容量・システムの詳細設定を行うため、噴気試験を実施し、設計・工事に関するCMを行い2023年8月に完成、運転開始に向けた試運転や各種調整を行い、商業運転を開始しました。今後は、安定的な発電を維持しながら発電効率の向上やメンテナンスの効率化に取り組み、地熱バイナリー発電の普及発展に貢献して参ります。
発電利用後の温泉水および地下から取り出した温泉水については、地域貢献のため、周辺や地域の方に温泉を供給しています。